2015年12月7日月曜日

2015年 ストラスブールのクリスマスマーケット Christmas Market in Strasbourg Marché de Noël 2015

今年もマルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)の季節がやってきました~イメージ 11

しかし、今年は様子が違い、パリのテロの影響でストラスブールのクリスマスマーケットも期間を短縮して規模も小さくしての開催となりました。
自家用車での乗り入れも禁止に。


通常は12月中やっているのですが、今年は12/24まで・・・。
ボージュ山脈から切り出された30メートル以上のもみの木ツリーが毎年立つクレベール広場にもテロの献花台ができていました💐


リヨンのイルミネーションフェスティバルも有名なのですが、そちらは開催中止となってしまったようです・・・。


飾り付けは例年通り綺麗✨
でも、少し自粛気味だった気がする。

あと、あちこちに警察が見張っていました。
自家用車乗り入れ禁止ということで、市バスで行ったのですが、車が入れなくなるところで(バスは入れる)、警察が外からバスの中を覗き込んできた・・・。
ホットワイン片手にバゲットピザやプレツェルパンなどを食べながらそぞろ歩くのも毎年楽しみ~🍷

去年はクレープにしたので、今年はバゲットピザにしました(フランスパンを真ん中で割って上にさまざまな具を乗せてオーブンで焼いたもの)

Rue des orfèvres (金銀細工職人通り)
オルフェーブル通りはバカラのガラスで出来たイルミネーションが頭上に飾られます。
この通りには、かわいいアクセサリー屋や、老舗紅茶のダマン・フレールのお店(マリアージュフレールより古い)、セントジェームス、MOF(日本の人間国宝のようなもの)のチーズソムリエ夫婦のフランス全土から集めたチーズのお店なんかもある通りです。

カテドラル(ストラスブール大聖堂)ができてから1000年!
上のほうに霧がかかっていて幻想的。

来年は元通りに開催できるかな~。

アルザス地方はクリスマスツリーの発祥地(セレスタが発祥地と言われています)ということもありマルシェ・ド・ノエルは1年間で一番大きなイベント。
今回のようなことがあると観光業にとっても大打撃です。

それでも毎年行かずにはいられないクリスマスマーケット🎄

今年のツリーはイルミネーションの色が時間によってさまざまな色に変わっていって綺麗だった✨

郵便局に行ったらアニエスbと赤十字のコラボレーション記念切手が出ていました。
少し割高なのは、1シート買うごとに2ユーロが赤十字に行く仕組みだから。

フランスの古いもの集めも細々と続けております。
こちらはフランスアンティークの食器たち。

フランス古書、ポストカード、チュールレース、昔の手書きの手紙(200年以上昔のものもざらです)、Faïence(陶磁器)、切手、フェーブなどなど。

高値のコレクターズアイテムは手が出ないけど、安くてかわいいものを見かけたらちょこちょこ買ってアクセサリーの撮影小道具に使っています。


写真はフェーブと、アンティークのお皿は鳥さんがかわいいアルザス地方のお隣、ロレーヌ地方のSarreguemines (サールグミン) のFavoriシリーズ、一番後ろのちょっと見える赤いのはGien(ジアン)のアネモネシリーズです。


アンティークファイアンスにはだいたい焼窯の地名が付いています。
日本で人気のLongwyやLunévilleのファイアンスもロレーヌ地方です。


ロレーヌ地方の一部モゼールはアルザス地方同様、戦争によってドイツ領だった時代があり、(ドイツ国境に面してる現在のフランス北東部は、戦争のたびに何度も何度もフランスになったりドイツになったり国境や国籍が変って翻弄されてきました。
そういう複雑な歴史のせいで、自分たちはアルザス人だというアイデンティティ意識がとても高い地域です。)

なので、アルザスにとってはロレーヌもお隣さんということもあり、なじみ深い場所です。
この地域にたくさん窯があることはなんかうれしい。
ちなみにガラスでは、バカラはロレーヌ、ラリックはアルザスです。

砂がたくさん取れる地域なのでガラス産業が発達したそう。

あとは、フランス北部のSaint Amandのアンティーク陶器なんかもかわいいです。
ともに日本でもとても人気があります。



フランス北部はベルギー国境に近いからかレースが盛んで、カレのレース(dentelle de calais)やValenciennes(ヴァランシエンヌ)はフランス国内でも有名。
アンティークのレースはとても素敵です



フェーブ(もうすぐ来る1/6エピファニーのガレット・デ・ロワに入れるミニチュア陶器)
もったいないからコレクションものはガレットには入れないけど


Yadokari beadsのほうもちょこちょこ売り切れたもの再販したり、新作UPしているのでぜひごらんください








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2015年11月9日月曜日

ストラスブールのポルトガルレストラン「Oporto」/ "Oporto" restaurant Portugais à Strasbourg


11/3 日本は文化の日で祝日だけど、結婚記念日でした💐


ずっと行きたかった近所のポルトガル料理レストラン「Oporto」へ。

Oporto


2016年追記

その後、日本から妹が来たときにもまたオポルトへ行ったので写真が新旧ミックスしています。

ポルトガルといえば、干しダラのBcalhau(バカリャウ)/ 仏語 morue(タラ)

Accra de morue
干しダラのコロッケ。
美味~!


トリップアドバイザーのストラスブールのレストラン部門にもランク入りしてるここのレストラン。
アルザス地方で撮影したフランスのTVドラマのクルーや俳優もここに食べに来たみたいです。
うちの近所でストラスブール市のはずれにあるので、セントラルの人にはちょっと行きにくいですがお勧め。
Arroz de Polvo (タコ飯おじや)

🐙地中海のタコかな?
日本のタコよりふにゃふにゃ。
タコはフランスで人気ないのでよく煮込んであるからかしら。
タコが食べれるだけでうれしいので注文。

うちの隣のオーシャン系スーパーにはタコは売ってなくて、スーパーによってあるとことないとこがある。あと、普段はなくてたまにタコが魚コーナーに現れるスーパーも。
なので、家でたこ焼きやるときはわざわざ売ってるスーパーにまで買いに行きます。

魚とGambas海老のブロシェット(串焼き)
とっても美味しかった。


食前酒はポルトと、ムスー ポルトゲーズ(ポルトガルスパークリングワイン)をチョイス。

2回目に行ったときはカイピリーニャ。
カイピリーニャはブラジルなのでポルトガルではないですが、ブラジルはポルトガルのコロニーだったので関係はあるか。

ムスーはフランス語でスパークリングワインのことです。正式にはVin mousseuxですが、Vinは省略してムスーだけでOK

追記 :
最近、ムスーは言い方として古いのか聞かなくなりました。
スパークリングワインのことはvin pétillant(ヴァン・ペティヨン)と言った方が無難です。




Riz aux fruits de mer

🍤この豪快な盛り付け!
素朴でシンプルで豪快。

下にご飯が隠れています。ポルトガル版パエリア?
前菜、メインとも、すべてがすごい量だったので1人1皿づつではなく、シェアするのがおすすめ。

ブロシェットの魚も3種類入ってたのでかなりの量なので前菜やめてメイン1皿にするか、メインを2人でシェアしたほうがいいかもしれません。


ポルトガル料理はスペイン料理に比べてレストラン数も少なく、あまり見かけなくて珍しいけど、もっと増えればいいのに。。
日本人は絶対好きだと思います。
素朴で美味しくてかなりはまっています。


シーフードがメインでフランスにはないタコの料理もたくさんありました。
タコは日本のものよりふにゃふにゃしてたから、エビのほうがおすすめかな。

海老はガーリックが効いていて、ガーリックシュリンプって感じ。
殻付きのまま出てくるので、手が汚れるのが嫌な人は(一応手拭き用に小さいレモンウエットティッシュみたいなのは出てきます)魚がいいかもしれません。


デザートは元祖エッグタルトの「パスティ ドゥ ナータ」
Pastéis de Nata

大正解~
めちゃくちゃ美味しかった!
日本や香港にあるクッキー生地にプリンが入ったようなエッグタルトよりはるかに本場ポルトガルのエッグタルトはシンプルで美味しいです!



2回目に行ったときにもエッグタルトの「パスティ ドゥ ナータ」頼みました。



エッグタルトは、フランスのスーパーやパン屋さんには売ってないので、ポルトガルレストランに行くしかないという・・・

中はクリームでトロ~、外はさくさくしたパイ生地。
カステラだけでなく、エッグタルトもポルトガルからアジアに伝わったんですね。
エッグタルトが有名なマカオも昔ポルトガル領だったことがありますもんね。


調べてみたら、在仏外国人数国別ランキングの第3位がポルトガルでした。
(1位はアルジェリア、2位はモロッコ、4位スペイン、5位イタリアと続く)上位5位までは、ほぼすべて地中海沿岸の国々からフランスに来ているのがよく分かります。





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