2017年11月10日金曜日

フランス・ミュールーズ 生地プリント博物館 Musée de l'Impression sur Etoffes à Mulhouse

ミュールーズ 生地プリント博物館
Musée de l'Impression sur Etoffes 
14 Rue Jean Jacques Henner, 68100 Mulhouse

こんにちは。ご無沙汰しています。すっかりブログをサボっていたら11月ももう結構すぎてしまい・・。旦那はんが膝の手術をして3週間仕事病欠しているので、食材の買い出しなどしてました。明日11/11は第一次世界大戦終戦記念日で祝日。

ストラスブールもすっかり寒くなり、毎日グレーの空の日々。
洗濯物は乾かないしあんまり好きじゃない季節です。
気温は日中8度から9度ぐらい。日本から帰って来たあと、10月に18世紀に始まる織物産業で名を馳せた南アルザスのミュールーズへ行って来たのでその時の写真をずっとUPしてなかったので載せます。
Mulhouse(ミュールーズ)はスイスとの国境のすぐ近く。
ストラスブールからローカル線のTERでもTGV(新幹線)でもどちらでも行けます。
なぜかたまたまTGVの方が安かったので新幹線で行きました。
新幹線だと30分で到着。座席に座ってる時にぺちゃぺちゃ水を飲む音がするなと思って後ろの座席を見たら真後ろにでかいわんこが座ってて笑えた。
フランスは料金を払えば犬も座席にそのまま座れます。

しかし、この日は南仏のマルセイユの駅前でナイフテロがあって駅が封鎖されたため、私の乗っていた新幹線は最終のマルセイユに到着することなく、手前のエクサンプロヴァンスで停まってしまったようです。

ミュールーズ生地プリント博物館は、ミュールーズ駅を背にして目の前の大通りを右に右に通りに沿って歩いていくだけなのですぐわかりました。
入り口は裏にあります。
花柄の受付

生地を使った面白いチケット
甚平みたいな日本の織物の展示も
過去、有名デザイナーたちに提供して来た生地でできたドレス
2F階段の踊り場から見たシックな建築デザイン
鏡になってる作品の前では他の人も写真を撮ってました(笑)
生地にプリントをする19世紀の機械。
コレクションは17世紀から始まります。フランスでファブリックへの印刷技術の出発点は1640年代にアルメニア人商人がインドのプリント技術をマルセイユに持ち込んだことが始まりのようです。
プリント用の古い型もたくさん置かれていました。
今見ても全く引けを取らない素敵なデザインの版画の型たち
古い薬品の瓶もアンティークな佇まいが素敵だった。
こうゆう古いフラコンはフランスでもアンティーク品として取引されてますが、高いです。
ミュールーズ駅
ミュールーズ市庁舎。1552年建設。
スイスのバーゼルの市庁舎にそっくりだなと思ってたら、ミュールーズは18世紀末にフランスに統合されるまではスイスの州と連合した独立した共和国だったと知って、様式が似てることに納得しました。
ストラスブールのクレベール広場でもクリスマスツリーの準備が始まりました。
今年は30メートルのモミの木。
毎年ボージュ山脈から切り出されニュースになりなります。本物のモミの木のクリスマスツリーを飾るために植林がされています。ストラスブールが1年で一番賑わうクリスマスももうすぐ。
この間、アルザス地方がパリに次いで、海外からの観光客数フランス第二位になりました!(国内観光客は夏に南仏行く人が多いから順位違うだろうけど、海外からの観光客数です)最近、やたらと観光客が街に増えたので賑わいは私も感じていました。
パリの東駅からTGV(新幹線)で1時間50分ですので、パリにお立ち寄りの際は小旅行も兼ねてぜひアルザス地方を訪れてみてください。