2016年3月27日日曜日

ポルチーニ茸(セップ)の炊き込みご飯、アルザス語とアーミッシュ / Riz cuit aux cèpes



3月25日(金)& 28日(月)はキリストの死亡&復活のイースター
(仏語名 / pâquesパック)で祝日です。

ドイツ時代の慣習で、アルザス地方のみ金曜日も祝日
フランスの他の地域は月曜日のみが祝日。
ドイツは同じく月・金とお休みのようです。

私の住んでるアルザス地方は、
戦争のたびに国がドイツになったりフランスになったり、
国によって翻弄されてきた国境に位置する地方なので、
フランスですがそういった経緯から
今も特例でドイツ時代のいろんな慣習が認められています。

祝日とか国民健康保険のカバー率とか、
いいとこ取りでドイツのいいとこだけを取り入れてます。


ナチスのフランス占領時代、
若いアルザス人はドイツ兵として徴兵されて
主に旧ソ連領の国々(現在のユーゴスラビアあたりなど)
に送られて多くが犠牲になりました。
本当のドイツ人ではないので
信用されなかったのでなるべく遠くに送られたそう。

夫の叔父は18〜19歳でドイツ兵として戦争にいったまま
遺体も戻らず帰って来ないのでお墓も作られていません。
そうゆうこともあって、
自分たちはフランス人でもドイツ人でもない、
アルザス人だというアイデンティティ
ものすごく強い土地柄です。
やはり国境で戦争に翻弄されてきた、
沖縄人と心情的に近いものがあります。



「アルザス語」とゆうアレマン言系の独自の言語もあって、
お年寄りは今でもアルザス語で話している人もいます。
これがアメリカのアーミッシュの読んでいる聖書の言語にそっくり
なのは面白い発見でした💡



🇨🇭スイスで発祥したアーミッシュの先祖は、
迫害されて北米に逃げる前、
スイス→
アルザスのボージュ山脈の谷の村、
Sainte Marie aux Mines(サント・マリー・オ・ミン)
に大西洋の海を渡るまで、
隠れていたことに由来するかと思われます。

サント・マリー・オン・ミン村の名産がパッチワークで、
アーミッシュが今もパッチワークが得意なこと、
当時着られていた服装、
パッチワークの構図までもがそっくり!
アーミッシュの言語や先祖はドイツだと
勘違いしちゃってる人が多いですけどね・・・


ちなみにサント・マリー・オ・ミン村は、
昔銀が採れたことに由来して、
毎年6月に世界ミネラル(鉱物)ショーが開かれます💎
世界中からバイヤーやベンダーが来る一大イベント。
普段小さな村が一気に賑やかになります。



話変わって、今日は3月最後の土曜日なので、
午前2時(日曜日)よりサマータイムになり、
時計の針を1時間進めました。
日本との時間は8時間から7時間に。


🍳ようやっと本題・・・


まったりモードなので、
ポルチーニ茸の炊き込みご飯を作りました
手持ちの乾燥ポルチーニ茸・フランス語名Cèpe (セップ)
があと少しで終わりそうだったこともあり、
日本に行く前に空にしたくて。

ヒラタケ(Pleurote)とワカメ、
白菜のお味噌汁とともにきのこ尽くし。
味噌は麦味噌です。



干ししいたけみたいな乾燥セップは、
こうゆう容器に入っています。

このSABAROTってメーカーのものは、
日本のコストコでも扱ってるみたいですね。
1819年創業ってあるから老舗メーカーかな。

ポルチーニ(セップ)はフランスでも人気のきのこ。
高いことでも有名。

一番高いのはモリーユ茸だけど、
モリーユ茸は乾燥ものも細かい笠に入り込んだ砂で
じゃりじゃりなので使い切れずモリーユ大失敗。。




まず、昆布(北海道利尻島昆布を愛用)とともに
水に一晩寝かして出汁を取ります。

一晩寝かさなくても弱火にかければ
短時間で十分だしは取れますよ~。
私は時間があったので水で戻しましたが、
ぬるめのお湯で戻してもいいみたいです。

普段からお味噌汁作るときの出汁にも使ったりしてます。
ヒラタケのお味噌汁にもこの出汁を使用。


結構、濃いめの出汁が取れます。

底に砂が溜まってる場合があるので
一番下は使わないほうがいいです。

戻したセップも料理に使う場合は砂が付いてる場合があるので、
きのこを水で洗ってください。



ポルチーニ茸(セップ)の炊き込みご飯

1.米2合 (洗っておく)
2.しょうゆ大さじ1
3.塩小さじ1/2
4.セップと昆布でとった出汁
5.水で戻したセップと昆布

上記をすべて炊飯器に入れてかき混ぜて炊くだけですが、
4を一番最後に入れて、
2合なら2合のラインに出汁がなるように調整。



炊き上がり!
薄味で美味しいですよ~。

余った炊き込みご飯は、
ココナッツミルクカレーに合わせても美味しかったです。



おまけ

りんごのココナッツオイル焼きシナモンパウダー&シュガーがけ。
シナモンはフランスではcannelle(キャネル)と言います。

日本でもモデルさんとかが食べてるみたいですね~。
砂糖はかけないか。



オーガニックのココナッツオイル。
白く固まっています。

野菜や海老を炒めるのにも活躍。
そこにココナッツミルクとカレーパウダーを入れれば、
ココナッツミルクカレーのできあがり。

モデルさんがやってるのを真似して以前は
ココナッツオイルでオイルプリングもやってましたが2瓶で挫折。

乾燥した体にも塗ってたことあるけどこれも途中で止めました。
皮膚にはいいみたいだけど。。


フライパンに ココナッツオイルを熱して、
くし切りにしたりんごを並べて焼いて、



りんごが柔らかくなって、
焼き目が飴色についてきたら出来上がり
シナモンパウダーとシュガーをかけて簡単デザート🍎
レモン汁&シュガーでも美味しかった。



Yadokari beads(ヤドカリビーズ)
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3/31(木)~4/20(水)

⤵︎






ご不便おかけいたしますがよろしくお願いいたします。
日本への一時帰国、
ほしいもの(特に食料)がたくさんあって
飛行機の重量制限が怖すぎる~✈️

Congé du 31 mars au 20 avril.
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