2013年7月4日木曜日

フランス・アルザス地方のミネラル(鉱物)ショー とアーミッシュについての考察 Sainte Marie Aux Mines - Mineral show


ボージュ山脈からアルザスの平野を望む

Je suis allé au salon des minéraux. Il y avait beaucoup de gens!! Sainte Marie Aux Mines est le 3eme plus grand salon des  minéraux. (La première grand est Arizona, Le second est Munich.)

Sainte marie au mine mineral show 

ストラスブールから車で高速走らせて1時間ぐらいのボージュ山脈の谷にある村、
サント・マリー・オ・ミンで毎年ミネラルショーが開催されます。
昔銀が取れた場所だそう。
世界三大ミネラルショーのうちの1つでアリゾナ、ミュンヘンに次ぐ規模。


ヨーロッパ各国からのベンダーさんに加え、宝石質のものはインドからのベンダーさんも多い。中国人ベンダーさんも多数出店していました。

お客さんはヨーロッパの近隣各国からたくさん来ていて、駐車場にはいろんな国のナンバーが。。去年は駐車場からマイクロバス(ピストン輸送)で会場入りしたけど、今年は会場近くに駐車場が見つかりました。

アルザス地方のサント・マリー・オ・ミン村はアメリカのペンシルべニアのアーミッシュの故郷と言われています。

この辺りはパッチワークの有名だった地域。
アーミッシュの名産のひとつにキルトがあることからも深いつながりを感じます。

プロテスタントから派生した宗教集団であるAnabaptist(アナバプティスト)はスイスのドイツ語圏で生まれ、激しい迫害にあったあと、アーミッシュ創始者となる人物がアルザス地方に迫害を避けて移住したと言われています。

しかし、アルザスがルイ14世によってフランスに統合されたとき、カトリック以外を禁じて迫害されたことによって、今度はアメリカへ逃れるように移住。
そこで今でも350年前と同じヨーロッパの暮らしを守って生活しているのがアーミッシュです。

義父はアルザス語が話せるので、アーミッシュの人たちの言葉を聞いたら分かるのかしら?
と思い、アーミッシュで使われている言語のテキストをアルザス語もドイツ語も分かる義父と夫に見せたところ、「アルザス語にすごく似ている!」とのことでした。

ほとんど意味が分かるそうで、ドイツ語よりもアルザス語に近いそうです。
やはり、同じアレマン語系なのは間違いないようです。

一口にアーミッシュと言っても、アメリカに土着して言語は地域によってかなり変化していると思われますが、義父とアーミッシュの人たちがアルザス語で会話ができるのか、同じアレマン語系としてすごい興味があります(笑)


ちなみに、ケルト文化もボージュ山脈で生まれ、西へ西へと渡り、ついには海を越えてイングランドにたどり着いたと言われています。
今でも、ボージュ山脈の中にもケルト人が巨石で作ったものがいくつか残されてて、たまに地元のローカルニュースで紹介してますが面白いですよ。