2022年10月10日月曜日

「森瑤子の帽子」島崎今日子著 |Yoko Mori, écrivaine japonaise

📚若い頃好きだった森瑤子さん。

山田詠美さん、向田邦子さん、林真理子さんなど女流作家の
本が好きでした。村上春樹・龍さんも読んでたけど、
海外だったらサガンやデュラス。

急に懐かしくなって思い出し(私も歳取ったなぁ)、
調べてみたら2019年に島崎今日子氏の「森瑤子の帽子」という
彼女に関する本が出ていたのでKindleで買って読みました。
今日はその本の感想。

山田詠美さんは今もご健在で懐かしかった。
いろいろ読んだなー。
本は、娘さんたちや当時の秘書ドリーさん、
夫のアイヴァンさんなど彼女とゆかりがあった人たちの証言で
評伝のようになっています。


幻冬舎の見城徹さん
まで知り合いだったのかとか、
幻冬舎って名前は五木寛之氏が付けたんだ、
角川からお金を前借りしてたのかとか新発見もありました。
3年で7千万返したのもすごい。

あの頃は感じなかったこととしては、
夫のアイヴァンさんがかわいそう・・だと
感じたこと。
ヨーロッパ人あるあるなのに。

森さんの元婚約者でエディトリアルデザイナーの第一人者
亀海昌次さん(故人)との結婚後も続くアイコンタクトとかも、
いくら仕事絡みとはいえ、夫が見てて辛いのはよく伝わってきました。
だって、夫は一般人なのに、森瑤子さんの周りにいる取り巻きは
一流の人ばっかり。

逆の立場だったら引け目感じますよ、やっぱり。
自分は何者でもないって。
しかも日本は異国ですからね、彼にとっては。
母国とはやっぱり勝手が違う。私もそう。

文中にアイヴァンさんが、
🇬🇧英語の表現で「結婚11年目の危機」というのがある
とゆう箇所があるのだけど、
🇫🇷フランスだと「結婚7年目の危機」と言います、笑

国によって年数違うんだなと面白かった。


たくさん出てくる画家や音楽家たちの名前も、
ググりながら読み進めました。

でも、森さんの周りには一流の業界人たちが集まってくるのも
これまた事実で。才能のある魅力がある人だったんだろうなあと。
目鼻立ちよりも才能やチャーミングは人を惹きつけますしね。

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思うにヨーロッパと日本では夫婦感、家族感が全く違います。
日本では夫と妻が別々に旅行したり、単身赴任も珍しくないけど、
ヨーロッパでは夫婦はいつも一緒に行動するのが基本で、
別々に行動し始めたら、そのカップルは別れる、
離婚することが多いです。
妻や夫の誕生日を忘れるとか、祝わないとかもありえない。
子供よりも先にまず夫婦という考えの人も多いです。


そうゆうのが嫌な人はそもそも結婚しない人も多いですね。
(フランスの若い人たちは、結婚よりもコンパニオン(パートナー)
で、子供がいても正式な結婚はしてない人は多く、
子供は父の方の姓が圧倒的。
「パックス」とかの法整備もあるのでコンパニオンに
なりやすい土壌はありますが・・)
いつ別れてもいいように女性の80%が働いてますしね。


あと日本人の森さんがいくら家族のためとはいえ、
忙しすぎるのも気になりました。
やっぱり日本人は働き過ぎ。
お金が多少減ったとしても、
ヨーロッパ人なら家族との時間の方を絶対選ぶ。

そうゆう価値観とかが違っていたのかなーと。
やっぱりキリスト教の影響は大きい。
森さんも日本ではなく、イギリスに住んでいたらまた
違った道徳観、価値観になっていたんだろうか。

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でも最終的には最期は夫と一緒にいて、
病気が気づかせてくれた感もあったけど
夫とハッピーなエンディングでよかったです。
やっぱり夫婦のことは夫婦にしか分からない。

アイヴァンさんは再婚されたようですが、
今も彼が住む与論島のお家の一角にお墓があって、
カフェもやってるそうで、そばでよかったですね。
3人の娘さんたちも素敵に育っていて。
(三女のナオミさんは私と同じ歳)

🙏52歳で逝ってしまった森瑤子さん・・・
私の母は48歳で逝ったので、
若くして死んでしまったことだけは一緒。
 
料理上手だった森さんの料理本
「森瑤子の料理手帖」も持ってました。

🍚本で紹介されてた与論(ヨロン)丼
(サーディン丼)
は、
超簡単で美味しいので昔から作ってます。
🐟男ウケの良い丼!

今も作っていて(料理が下手くそな私の唯一の?)
フランス人の夫も美味しいと言って食べます。

あと記憶にあるのはビスケットケーキ🍪
黒柳徹子さんが考案者みたいだけど、
森さんの料理本にも載ってました。
作ってみよっと。

最後に読んだのは森さん最後の翻訳「スカーレット」
「風と共に去りぬ」の続編の翻訳ですが、
レットバトラー好きの(私も断然アシュレーじゃなく、
バトラー派だが、笑)
森さんのかなり意訳が入ってるのを感じます。
次は「赤毛のアン」のアンのその後に取り掛かろうとしてたのですね。


写真の大ぶりのアクセサリー素敵だなぁ📿


そして並行して森瑤子とは真逆の
鴨長明の「方丈記」の朗読も聴き、
仙人みたいな物欲を超越した、
長明みたいなミニマリストになりたいなぁ、
京都の下鴨神社の糺の森(ただすの森)、行きたいなぁ、
方丈のレプリカ見たいなと
いますぐ下鴨神社に行きたい気持ちになったのでした。

何よりヤドカリが千年前から居たことに感動🐚


一体ゴージャスで物欲にまみれていた森瑤子と、
(物欲とゆうよりストレスからの爆買いに見える)
隠者の鴨長明とどっちが好きなんだと、

今の世の中的にはバブルの森瑤子ではなく、
ミニマリストの鴨長明だよなとか、

自分の中で愛半してるのだが、どっちも好きなのが本音なのです。

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