2017年6月10日土曜日

ストラスブールからドイツ・ケールまでトラムD線延長開通 Le tram de Strasbourg à Kehl, Allemagne

アメリカから友達が遊びに来ていたので、ドイツにも行ってみたいとのことで、ストラスブールのライン川挟んだ対岸にある、ドイツのケールまで行ってきました🚇

2017年4月29日にトラム(路面電車)D線が延長され、それまではライン川手前のトラムの駅でバスに乗り換えてしか行けなかったケールまでトラムD線で一本で行けるようになりました。

ストラスブール駅から直通25分でケールへ!

ストラスブール駅の地下からトラムのD線に乗れます。
D線は行き先がケールの一個手前の「Port du Rhin」が最終のものもありますので、ラインDでも終点が「Kehl Bahnhof」の方に乗ってください。
電光掲示板の一番右に出てるmin.は、あと何分で自分の乗るトラムが駅まで来るかという表示です。

ストラスブール駅の地下には、トラムA線とD線が通っていて停留所があります。

橋もトラム用に新しく作られました。
これまであったバスは廃止になり、Pont de l'Europe(ヨーロッパ橋)は乗用車用に。

Passerelle des Deux Rivesという歩行者専用の橋もあるので、ライン川に全部で3本橋がかかっています。

他のブログにはストラスブールからケール行きのバスNo21のことはたくさん書いてあるのですが、こちらのバスはもう廃止されましたので、今、公共交通機関でケールまで行くのはこのトラムD線だけになりましたのでご注意を。

ライン川にかかるこの橋を渡ったらもうそこはドイツ。

ちなみに、歩行者用橋Passerelle des Deux Rivesのライン川両岸は、Jardin des deux rives(ドゥ・リヴ / 2つの岸の意味)とゆう公園になっていますので、トラムD線最終であるケール一個手前のPort du Rhinで降りて、ちょっと歩いて天気の良い日は川縁を散策なんかも気持ち良さそうです☀️




フランスとドイツはEUシェンゲン協定国なので国境も税関もパスポートチェックも何もありません。EU圏外からの旅行者の方は万一のためにパスポートは持って行ったほうがいいかもしれないですが、基本はチェックは何もないです。

たまにテロ等があった後なのでは、乗用車用の橋の方で検問が行われますが、トラムやバスを検問は有名な12月のクリスマスマーケットの時期以外ほとんどないです🎄


あっという間にケールに到着。
Bahnhofは駅のこと。

降りたら全員が同じ方向に歩いて行くので、付いて行くとすぐに分かります。
ほとんどがストラスブールからの観光客や日用品買い出しの客です。

着くとまず長い一本道の遊歩道。
その両側にお店が並んでます。
ドイツはフランスより日用品の物価が安いので、タバコや化粧品などの買い出しに行く人が多い🚬特にタバコですかね。

ドラッグストアや庶民的なチープ系のお店が多いです。
オシャレなお店はないのであしからず・・😅

お店の人に、フランス語で「さよなら」て言われた。
ストラスブールやアルザス地方の人はドイツ語ができる人が多いけど、ケールの人もフランス語分かるみたい。国境に面してる街の人たちはだいたいお互いの国の言葉ができる人が多いです。
スペイン国境沿い、イタリア国境沿いしかり。

まっすぐ一本道を歩いていると広場に出てプロテスタントの教会がありましたk

この広場に着くより前に、横道を左に入るとCCKという大型ショッピングモールが見えてきます。
左にモールありの看板が出てるのですぐに分かります。

ショッピングモールのCCK。
地上階に大型スーパーが入ってます。

一本道の遊歩道を途中、細い道を左に入っていくとこの外観が見えてきます。
Eingang=エントランス

トラムの終点、ケール駅の様子。

〜2018年2月追記〜
2018年7月1日より小さい紙のチケットが廃止されることが決まりました。

3月よりチャージができる少し大きめの紙のカードBillet Sans Contact (Billetはチケット。sansは英語のwithout「コンタクトなしのチケット」と言う意味。)が販売されます。
詳しくはこちらCTS(ストラスブール交通局)のサイトをご覧ください。



買い方は、これまでと同じで各トラムの駅に設置されてるマシンで買えます。
上が片道1回ポッキリの1.70€
下がこれまでのカルネ(10回使用可)で14.00€です(3€お得)。
2回分カードもあります。
色々な種類がありましたが、よく使うこの2種類を買ってみました。

無人改札のとこにピットかざすタイプのもので、この紙のカードに値段分が使い終わったらチャージが出来るのですが、各停留所にある券売機でしか残数が確認できないし、ペラペラだし、日本のパスモやスイカとはちょっと違う感じ。。
パスモだと改札のとこに残りいくらて残額が出るけど、それがないので一体あと何回分残ってるのかが不明なんですよねぇ。
なので、分からなくなった時は、いちいち券売機で確認しています。

その都度この紙カードをマシンで買うこともできます。
これまでの普通のチケットと何が変わったのかよく分からず・・・😅

クレディ・ミューチュエル(アルザスで一番大きな銀行)のATMでもチャージが出来るらしいが、見たとこ出来ず。。各トラム停留所の機械でチャージはやった方が無難です。

全ての残数を使い切らないとチャージはできないのでご注意ください。


ストラスブール駅正面からまっすぐ伸びる道を真っ直ぐに進んでいくと、イル川の流れるポン・クス(クス橋)に出ます。この橋を渡ると右手に教会があり、教会の道路挟んで真向かいにストラスブール交通局のCTSチケットセンターがあります。

チャージ式カードは各トラムの駅やストラスブール駅構内にある券売機でも買えるので、
私は定期券も特に購入してないのでこのセンターには行かず外の機械で買っています。


このCTSセンターが交通局の直売ですので、券売機が不安な方は有人のこちらの窓口で訪ねることもできますが、整理券マシンが壊れてたり、いつも人でごった返していてすごく混んでいます。通常は、整理券を取って番号が掲示されたら窓口へ行くシステムですが、月末、月初は定期券購入者で特にすごい人。
トラム駅Alt Winmarikのところにあります。

念のために載せておきますが、券売機は英語にも出来たと思うので、外のトラム駅か、ストラスブール駅構内とかの券売機で買った方が楽だと思います。



ここから先は2017年当時の記事になります。小さい普通の紙のチケットを前提とした話で書いてしまっているので、このチケットが廃止される2018年7月1日以降は参考になさらないでください。


チケットは帰りもストラスブールで買ったチケットが使えます。
無人の信用乗車なので、写真右に見えるホーム入り口にある打刻機にチケットを通して裏に日付と時間を刻印するのを忘れずに🎫

ストラスブールの各トラム駅のマシンや、ストラスブール駅構内のチケットマシン(CTS)で買える10枚綴り14€のカルネを買っておくと、3€も安いのでチケットは1枚づつ買うより10枚買っておいたほうがお得です。チケットはストラスブール市内のバスでも使えます。

市内でほとんどトラムやバスに乗る機会がないなら1枚づつ買っても別にいいですが。。
1枚で買うと1.70€です。
(気付くとちょこちょこ値上げされてるので2017年6月現在の値段になります。
*2017年11月追記情報:ストラスブール市バスの中で運転手から直接チケットを買うと、1枚が2ユーロに値上げになりました。市中トラム駅のマシンで買うものは今現在も、1.70ユーロですので、やはりチケットはマシンで買うのがお得です。一番お得は10枚綴りのカルネ14ユーロ。

トラム→トラム、バス→トラム、トラム→バスへの乗り換えは1時間以内、同方向なら同じチケットで大丈夫。
その際もその都度打刻はします。
すでに最初の打刻で日時の刻印が出るので、2回目は打刻機に通しても何も出ませんが一応入れる。

たまにコントロールが車内で回ってくるので、チケット捨ててしまったり、無賃乗車や打刻してないのを使用していると高~い罰金60€を払うことになりますよ。

帰りも線路反対側のトラムに乗ってストラスブールに戻ります。

ちなみに、このストラスブールからケールまでトラム開通のお話し、先日、NHK「ちきゅうラジオ」の世界のイチメンコーナーにて電話でお話させていただきました。


「過去の放送を聞く」の6月3日のタブから聞けますのでよろしければお聞きください。
前半にて「世界のイチメン」が出てきます。




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