2017年6月10日土曜日

カトリーヌのコンサート、イヴ・ロシェの化粧品や蚤の市、日々のこと Concert de Philippe Katerine, cosmétiques Yves Rocher, brocante et quotidien

ブログ書かなきゃ書かなきゃと思っていたのに、書かずに写真ためこんでたので、ちょっと今回は長いブログになっちゃいます。
4月に撮った写真とかがすでに6月・・・

さて、写真はフランス在住の方々のブログでもおなじみのYves Rocher (イヴ・ロシェ)のコスメです。
ずーと、ロクシタンを使っていたので、イヴ・ロシェは横目で通り過ぎていたのですが、この度ようやくデビューいたしました。遅すぎ・・・(笑)

イヴ・ロシェは老若かかわらず、フランス人に愛されるまさに国民的コスメショップ。
フランス全国に現在680店舗があります。

完全オーガニックではありませんが、ナチュラルコスメです。

まあ、とにかくロクシタンに比べて安い!
そしておまけや特典がいっぱい。ロクシタンもおまけはすごいけど、イヴ・ロシェはDM持ってくと(メンバーズカード作るとDMが来る)全品50%OFFとか、豪華プレゼントとか、セットで買うとすごくお得プライスだったり、良心的なお値段。
ロクシタンはフランスでも正直ちょっと高いなぁと感じていたので、今はイヴ・ロシェを使っています。

上の写真右の「RÉPARATION」シャンプー(ドライ&ダメージ髪用)とコンディショナーはかなりいいです!
ノンシリコンのホホバオイル配合。
私の剛毛多毛、くせ毛にもなかなかの収まりを見せてくれます。

黄色い花のハンドクリームは日本人に人気みたい。
キク科のArnicaアルニカ配合のハンドクリームです✋

左はおまけのプレゼントで現品のマスカラとアロエベラのミニボディクリーム。
このマスカラよかったです!

センシティブスキン(敏感肌用)のふき取り化粧水とふき取り乳液、クリームの3点セット。
これも単品でバラバラ買うより、3つ入ったセットを買えば17€ちょっと!

後日、クリームは乾燥ひどいので+2個もリピート買いました。
1個15.90€のクリームが、同じものを2個買うと2個目がタダになりました!

イヴ・ロシェはヨーロッパではおなじみだけど、残念ながら日本にはまだ上陸してないので、(アメリカにはWEBショップあります。)
フランスのお土産として人気があるみたいですね。



ナルサワ メイさん。
先日、パリで行われたコンクールで、日本人女性がフランス最優秀バゲット賞を取ったとのこと。同じアルザス地方在住なので、France 3のローカルニュースでやってました。

なんと外国人初、女性初という快挙!🥖

👏すごい!

🍞Mertzwillerのパン屋さんで働いてるそう。
過去には、銀座ビゴの店やパリと日本のエリックカイザーで働いていたそうです。

トロンプルイユ(だまし絵)が外観のお店。
他にも日本人?らしき女性たちが数人映ってました。

2017年フレンチトラディショナルバゲットの最優秀賞。
ちなみに、こちらはフランス全国のバゲットが対象のコンクール。

パリ最優秀バゲット賞も毎年あり、そちらの最優秀バゲットはその年度のエリゼ宮に毎日納められることになっています。マクロン大統領が食べるんだろうな・・・

バゲットはフランス人にとっては白いご飯のようなもの。
日本でもいつか最優秀ライス賞を外国人が受賞する日が来るのでしょうか。。
Philippe Katerine(フィリップ・カトリーヌ)のコンサートに4月行ってきました!
日本でもインディ系フレンチとして知る人ぞ知るKaterine カトリーヌ。

昔は結構ハンサムだったけど、今は髪の毛も薄くなってお年を召してた(笑)
でもなんかかわいい。

👑テーマは王子と王女(笑)
劇と歌が混じったようなコンサートでした。

カトリーヌは名優ジェラール・ドパルデューの娘さん、ジュリー・ドパルデューのパートナーとして有名。子供もいます。カップル共々お洒落でエキセントリックで面白いから好き❣️

小さい会場で、私は前列から2番目の席だったので間近で見ることができて、カトリーヌに膝枕されたから、頭ポンポンしておいた(笑)

独特の王子コスチュームが面白い(笑)

🎹ピアニストやスタッフのことなどを書いたカトリーヌ手書きのセンスあるパンフ。




最後は私服で出てきました。


🐴会場に行く途中、馬をけん引してるお洒落な車が。
初めてこういう洒落たデザインの見ました。


長女のケイト・バリーがパリのアパートのバルコニーから転落死して以来(自殺か事故か詳細は不明)、自身の病気もあって入院してたジェーン・バーキン。

ゲンズブールの曲をシンフォニーで歌う新しいアルバムをリリースしたようで久しぶりにTVに出てました。

当時は薬の副作用かスリムなバーキンが顔とかぶくぶくに太っていたけど、今はちょっとは元気になったようで、前のバーキンの様子に戻っていて良かった。

バーキンのシンプルなファッションセンスはやっぱり好き💕

アメリカLAから友達が遊びに来てたとき、ストラスブール市内もいろいろ行きました。

オランジュリー公園で撮ったお気に入りの1枚。
東屋みたいなのと、昔のお城のテラスみたいな雰囲気が好き。
素敵な公園ですよ。

オランジュリー公園の周りには欧州議会議事堂があったり、欧州人権裁判所があったりと国際機関が集まっています。

各国の領事たちが住んでいる高級住宅街でもあります。
ストラスブール市内にあるオランジュリー公園にいたコウノトリ(野生)
鶴に似ていますが、クチバシの赤が特徴。

コウノトリはアルザス地方のシンボル。

「赤ちゃんを運んでくる」とのレジェンドは、1840年頃にアルザスからフランス中へ、その後世界中へ広まっていったそうです。

また、コウノトリは夫婦がいつも一緒にいることから、fidélité(忠誠)の意味も。
コウノトリが巣を作ったり、家の上を飛んでたりすると幸運が訪れるとも言われています。


アルザス地方の田舎の方に行くと野生のコウノトリが見えますが、ストラスブール市内では、オランジュリー公園やその周りにいます。
飛んで行ったあとで巣が空っぽなこともありますが。。



🎨ストラスブール近現代美術館

ここのテラスのカフェは気持ちいいです。
カフェへは美術館の中に入らなくても外側の階段から上へ行けます。
上に馬のオブジェが建ってる🐎

ちょっと天気悪かったけれど、バラージュ ヴォーバン(Barrage Vauban) 
ヴォーバン・ダムからの眺め。
ルイ14世時代1690年建設の元軍事施設で世界遺産です。

ダムは上に上がれるようになっていて、近現代美術館の広場から繋がって行けます。
よくガイドブックにも載ってるヴォーバンから撮ったアングル。
公園辺りにいるのは北のドイツから飛んできて、ストラスブールのあとはスペインなどの南まで飛んで行き、最終的にはアフリカのサハラ砂漠あたりまで飛んで行く本来の渡り鳥組と、一年中定住してて飛んでかない組とが混じってます(笑)

同じコウノトリなのに、定住組と渡り鳥組の違いはよく分かりませんが、最近は地球温暖化の影響か、アルザス地方も冬がそんなに寒くないので、暖かいアフリカに飛んで行く必要がないのも理由のひとつかと(?)

面白い鳴き声をしますよ。

~2017年7月後記~

7月1日(土)にコウノトリの鳴き声を、NHKちきゅうラジオの「ちきゅう音クイズ」の中でクイズとして採用していただきました!

2017年7月1日(土)ちきゅうラジオ
インターネットラジオでこちらから過去のが聞けます。


カタカタカタカタ面白い鳴き声をしますので、ぜひ聞いてみてください。
「ドイツのコウノトリ」と答え方惜しかった!
実際、オランジュリー公園辺りにいる野生のコウノトリはドイツから飛んで来たものたちなのです。


ちきゅう音クイズ 2017年7月1日(土)

放送を聞いて、日本のコウノトリのくちばしは黒で、ヨーロッパのコウノトリは赤など知らなかったことも分かりました。
成鳥のクラッタリングは求愛や威嚇などとも。
求愛には見えなかったので、怒ってたのかな?(笑)
一匹がクラッタリングしだすと、周りもみんな合わせて鳴くので、会話とゆうかお互い存在確認してるように見えました。


今年も恒例のイチゴ狩りに行ってきました。
フランスのいちごシーズンは5-6月です🍓

ストラスブール空港近くの畑に行ってます。

4kg採って、13€!安い~🍓
甘くておいしかったです。

早速摘んできたイチゴで夫が作ったホールのショートケーキ。
中にもイチゴでスポンジも自分で焼いて6ユーロぐらいで手作りできます

早いとこ4kg食べなきゃいけないので、そのまま食べるだけでなく、イチゴのスムージーやアイスクリームも作っていました🍨

6月になったら大きめの蚤の市が結構頻繁に週末開かれてます。
7月、8月はバカンスで開催がほとんどないので今が一番いいシーズンなのかな。

🚛テロ対策でおっきいトラックが入り口をふさいでました。

大きめ蚤の市は年1回とかでそれぞれの場所で開かれるので、スケジュールをよくチェックしておきます。

フランス全国の蚤の市・ブロカントスケジュールはこちらのサイトからチェックできます
6月の週末は結構蚤の市が多いです。
バカンス中の夏はあまり開催されません。

2か所のBrocanteでアンティークのどんぶりとヤドリギ(宿り木)の枠を買いました。
3つあったけどとりあえず1つ。でも後から後悔。
1€だったから3つとも買っておくんだった〜😭
赤ちゃんの古い写真が入ってた。

ヤドリギ、スズラン、スミレはフレンチアンティークを扱う日本のお店で定番の人気モチーフ。
私も大好きだけど、最近はフランスでもあまり見つからない気がする。。



🍜大きいカフェオレボールはラーメン入れるどんぶりにしようかと思っています。





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ストラスブールからドイツ・ケールまでトラムD線延長開通 Le tram de Strasbourg à Kehl, Allemagne

アメリカから友達が遊びに来ていたので、ドイツにも行ってみたいとのことで、ストラスブールのライン川挟んだ対岸にある、ドイツのケールまで行ってきました🚇

2017年4月29日にトラム(路面電車)D線が延長され、それまではライン川手前のトラムの駅でバスに乗り換えてしか行けなかったケールまでトラムD線で一本で行けるようになりました。

ストラスブール駅から直通25分でケールへ!

ストラスブール駅の地下からトラムのD線に乗れます。
D線は行き先がケールの一個手前の「Port du Rhin」が最終のものもありますので、ラインDでも終点が「Kehl Bahnhof」の方に乗ってください。
電光掲示板の一番右に出てるmin.は、あと何分で自分の乗るトラムが駅まで来るかという表示です。

ストラスブール駅の地下には、トラムA線とD線が通っていて停留所があります。

橋もトラム用に新しく作られました。
これまであったバスは廃止になり、Pont de l'Europe(ヨーロッパ橋)は乗用車用に。

Passerelle des Deux Rivesという歩行者専用の橋もあるので、ライン川に全部で3本橋がかかっています。

他のブログにはストラスブールからケール行きのバスNo21のことはたくさん書いてあるのですが、こちらのバスはもう廃止されましたので、今、公共交通機関でケールまで行くのはこのトラムD線だけになりましたのでご注意を。

ライン川にかかるこの橋を渡ったらもうそこはドイツ。

ちなみに、歩行者用橋Passerelle des Deux Rivesのライン川両岸は、Jardin des deux rives(ドゥ・リヴ / 2つの岸の意味)とゆう公園になっていますので、トラムD線最終であるケール一個手前のPort du Rhinで降りて、ちょっと歩いて天気の良い日は川縁を散策なんかも気持ち良さそうです☀️




フランスとドイツはEUシェンゲン協定国なので国境も税関もパスポートチェックも何もありません。EU圏外からの旅行者の方は万一のためにパスポートは持って行ったほうがいいかもしれないですが、基本はチェックは何もないです。

たまにテロ等があった後なのでは、乗用車用の橋の方で検問が行われますが、トラムやバスを検問は有名な12月のクリスマスマーケットの時期以外ほとんどないです🎄


あっという間にケールに到着。
Bahnhofは駅のこと。

降りたら全員が同じ方向に歩いて行くので、付いて行くとすぐに分かります。
ほとんどがストラスブールからの観光客や日用品買い出しの客です。

着くとまず長い一本道の遊歩道。
その両側にお店が並んでます。
ドイツはフランスより日用品の物価が安いので、タバコや化粧品などの買い出しに行く人が多い🚬特にタバコですかね。

ドラッグストアや庶民的なチープ系のお店が多いです。
オシャレなお店はないのであしからず・・😅

お店の人に、フランス語で「さよなら」て言われた。
ストラスブールやアルザス地方の人はドイツ語ができる人が多いけど、ケールの人もフランス語分かるみたい。国境に面してる街の人たちはだいたいお互いの国の言葉ができる人が多いです。
スペイン国境沿い、イタリア国境沿いしかり。

まっすぐ一本道を歩いていると広場に出てプロテスタントの教会がありましたk

この広場に着くより前に、横道を左に入るとCCKという大型ショッピングモールが見えてきます。
左にモールありの看板が出てるのですぐに分かります。

ショッピングモールのCCK。
地上階に大型スーパーが入ってます。

一本道の遊歩道を途中、細い道を左に入っていくとこの外観が見えてきます。
Eingang=エントランス

トラムの終点、ケール駅の様子。

〜2018年2月追記〜
2018年7月1日より小さい紙のチケットが廃止されることが決まりました。

3月よりチャージができる少し大きめの紙のカードBillet Sans Contact (Billetはチケット。sansは英語のwithout「コンタクトなしのチケット」と言う意味。)が販売されます。
詳しくはこちらCTS(ストラスブール交通局)のサイトをご覧ください。



買い方は、これまでと同じで各トラムの駅に設置されてるマシンで買えます。
上が片道1回ポッキリの1.70€
下がこれまでのカルネ(10回使用可)で14.00€です(3€お得)。
2回分カードもあります。
色々な種類がありましたが、よく使うこの2種類を買ってみました。

無人改札のとこにピットかざすタイプのもので、この紙のカードに値段分が使い終わったらチャージが出来るのですが、各停留所にある券売機でしか残数が確認できないし、ペラペラだし、日本のパスモやスイカとはちょっと違う感じ。。
パスモだと改札のとこに残りいくらて残額が出るけど、それがないので一体あと何回分残ってるのかが不明なんですよねぇ。
なので、分からなくなった時は、いちいち券売機で確認しています。

その都度この紙カードをマシンで買うこともできます。
これまでの普通のチケットと何が変わったのかよく分からず・・・😅

クレディ・ミューチュエル(アルザスで一番大きな銀行)のATMでもチャージが出来るらしいが、見たとこ出来ず。。各トラム停留所の機械でチャージはやった方が無難です。

全ての残数を使い切らないとチャージはできないのでご注意ください。


ストラスブール駅正面からまっすぐ伸びる道を真っ直ぐに進んでいくと、イル川の流れるポン・クス(クス橋)に出ます。この橋を渡ると右手に教会があり、教会の道路挟んで真向かいにストラスブール交通局のCTSチケットセンターがあります。

チャージ式カードは各トラムの駅やストラスブール駅構内にある券売機でも買えるので、
私は定期券も特に購入してないのでこのセンターには行かず外の機械で買っています。


このCTSセンターが交通局の直売ですので、券売機が不安な方は有人のこちらの窓口で訪ねることもできますが、整理券マシンが壊れてたり、いつも人でごった返していてすごく混んでいます。通常は、整理券を取って番号が掲示されたら窓口へ行くシステムですが、月末、月初は定期券購入者で特にすごい人。
トラム駅Alt Winmarikのところにあります。

念のために載せておきますが、券売機は英語にも出来たと思うので、外のトラム駅か、ストラスブール駅構内とかの券売機で買った方が楽だと思います。



ここから先は2017年当時の記事になります。小さい普通の紙のチケットを前提とした話で書いてしまっているので、このチケットが廃止される2018年7月1日以降は参考になさらないでください。


チケットは帰りもストラスブールで買ったチケットが使えます。
無人の信用乗車なので、写真右に見えるホーム入り口にある打刻機にチケットを通して裏に日付と時間を刻印するのを忘れずに🎫

ストラスブールの各トラム駅のマシンや、ストラスブール駅構内のチケットマシン(CTS)で買える10枚綴り14€のカルネを買っておくと、3€も安いのでチケットは1枚づつ買うより10枚買っておいたほうがお得です。チケットはストラスブール市内のバスでも使えます。

市内でほとんどトラムやバスに乗る機会がないなら1枚づつ買っても別にいいですが。。
1枚で買うと1.70€です。
(気付くとちょこちょこ値上げされてるので2017年6月現在の値段になります。
*2017年11月追記情報:ストラスブール市バスの中で運転手から直接チケットを買うと、1枚が2ユーロに値上げになりました。市中トラム駅のマシンで買うものは今現在も、1.70ユーロですので、やはりチケットはマシンで買うのがお得です。一番お得は10枚綴りのカルネ14ユーロ。

トラム→トラム、バス→トラム、トラム→バスへの乗り換えは1時間以内、同方向なら同じチケットで大丈夫。
その際もその都度打刻はします。
すでに最初の打刻で日時の刻印が出るので、2回目は打刻機に通しても何も出ませんが一応入れる。

たまにコントロールが車内で回ってくるので、チケット捨ててしまったり、無賃乗車や打刻してないのを使用していると高~い罰金60€を払うことになりますよ。

帰りも線路反対側のトラムに乗ってストラスブールに戻ります。

ちなみに、このストラスブールからケールまでトラム開通のお話し、先日、NHK「ちきゅうラジオ」の世界のイチメンコーナーにて電話でお話させていただきました。


「過去の放送を聞く」の6月3日のタブから聞けますのでよろしければお聞きください。
前半にて「世界のイチメン」が出てきます。




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2017年5月22日月曜日

ケルトの移動とフランス / ヴォージュ山脈のローマ帝国遺跡、パワースポット・ドノン山 Celts et Le Donon dans les massif des Vosges Continental Celts


アメリカから友達が1週間遊びに来ていたので、
Vosges ヴォージュ山脈Le Donon ドノン山にランドネ
(randonnée ハイキング)に行ってきました。

ストラスブールから西へ40kmほど行ったところにあり、
車で高速飛ばしてうちから片道1時間ぐらいのところにあります。

ローマ帝国の建てたモニュメントのある山頂まで
駐車場から1時間ほどのトレッキングです。
ドノンにはケルト文化の遺石が残っており、
フランス西部のブルターニュのカルナック列石や
イングランドのストーンヘンジと並ぶパワーがあると言われています

私の興味はローマ帝国よりもケルトです(笑)


画像はWikipedia「Celts」セルト(仏語でケルトの意味)より。

プレ・ケルトのヨーロッパの歴史は不確実なままのようですが、
英語Wikiによるとヴォージュ山脈はケルト人の分布で、
黄色のエリアに入ってます。

黄色は分布の中でも一番古い、
Core Hallstatt territory, by the sixth century BCで、
紀元前6世紀ごろのケルト(ハシュタット)となっており、
ということはヴォージュ山脈の中のケルトの遺跡は
鉄器時代、紀元前(キリスト以前)500-600年あたりの間の
どこかで作られたものということでしょうか・・・。

ドノンには、ケルト文化の遺跡と、
今から約2千年ぐらい前のローマ帝国の遺跡が両方残されており、
ヴォージュ山脈がケルト人(大陸のケルト)のそれもかなり古い
(黄色い部分)'Celtic homeland’(ケルト祖国)
ハルシュタット文化を持つ地だったことをうかがわせます。

…  …  …  …  …  …  …  …  … 



☀️自然崇拝のケルトを嫌ったその後のローマ帝国の支配により、
ほとんどのケルトの遺跡は壊されていましたが、
ちょっとだけ残っていました。

大陸のケルトはこの後、西へ西へと逃げ、
フランスブルターニュ地方のカルナック列石を作り、
さらには海を渡ってイングランドまで移動したと思われます。


ヴォージュ山脈にはケルト以外にも、
北米に逃げたアーミッシュの故郷の村もあります。

スイスのドイツ語圏で迫害されたアーミッシュは、
ヴォージュ山脈の谷の村サント・マリー・オ・ミンあたりに
潜んでいましたが、
(日本の落ち武者が谷に逃げるのと一緒ですね)、
ルイ14世がカトリックを国教とするとまた迫害され、
さらに今度ははるか遠いペンシルベニアなどの北米にまで
逃れたと言われています。
そして今でも当時の暮らしを守っています。

アーミッシュの服装がこの辺りの昔の女性や子供たちの服装にそっくりで、
彼らの使用している聖書もアルザス語にそっくり
(よくペンシルベニアダッチはドイツ語に似てると言われていますが、
現代ドイツ語よりもアルザス語に似ています)

作っているキルトもアルザスのパッチワークの構図にそっくりで、驚いたことを覚えています。

さて、今回はアーミッシュではなく、
ケルトとローマ帝国がテーマのトレッキングですので話を戻します。

道はかなりごつごつしていて石だらけなので、
登っている距離は2.2kmなのでそんなに大したことはないのですが、
大きな石のせいでフラットより登るのは疲れます。(特に下り)

大雨で死んだのかスカラベの死骸がたくさんありました。

暑いぐらいの晴天で日差しがすごく強かったけど、
ブルーとグリーンのコントラストが綺麗✨

🪨人の手によって石が積まれていました。

ケルトの遺跡。
こちらは生贄の儀式が行われていた台みたいで大きいな石。

上はこんな感じ。
この上で処女や動物などの生贄を捧げていたのでしょうか・・・

この薄っぺらい三角形の石、これも絶対ケルトではないかな?

ブルターニュのカルナック列石に建ってるものに似てる。

特に記載はありませんでした。

ケルトが作った石垣。


第一次世界大戦でドイツの皇帝ギヨーム2世が作った石の階段。


ローマ帝国の遺跡。

元は下のようにメルキュールジュピターなど
ローマ神話のオリンポス12神の神々の彫刻が建っていたようです。
ドノンにあったローマ帝国の遺跡のいくつかはストラスブール市内の美術館
にある考古学コーナーに飾られているみたいです。

昔はこんな感じだったぞという説明のプレート。

いよいよ山頂のモニュメント(ローマ帝国遺跡)が見えてきました。

ローマ帝国の遺跡跡

当時の様子


大きな石のテーブルみたいなギリギリのところで日光浴してる人たちがいました。
この石はケルトなのかなぁ・・・。

石の下。
🌈太陽光が綺麗な光の輪になりました!

ヴォージュ山脈から平原を望む。
ヴォージュはアルザス地方とお隣ロレーヌ地方にまたがっています。

いよいよ本日のハイライトへ到着。

ライアングルの棒みたいのを両手に持った
チャネリング中のヒーラーさん(?)なのか、
ヨガインストラクター風のカップルが寝っころんだり、
棒を持って周辺の波動を調べていました。

石のテーブルの上はこんな感じでとっても眺めがいい。




裏はぞんざいな感じに積まれています。

一度倒壊したようで、1869年に積み直しされたようです。
表にMUSEE(ミュゼ)と書かれていますが、
ローマ帝国が書いたものではなく、
積み上げた人が美術館にしたくて書いたようですが、
モニュメントの中に入れたものはほとんど盗まれたとのこと。
近くで見つけた彫像などを飾ってたのでしょうか・・・。

ポジティブな山のエネルギーとは裏腹に、
駐車場からちょっと登ったとこにはStruthof が見えました(左上)

ここは、第二次世界大戦中、ナチスの強制収容所があったところで、
主に政治犯やレジスタント、ジプシー、同性愛者が収容されていたそうです。

キャンプ跡は見学することも可能になっています。
複雑な思いで遠くを眺めました・・・





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