3月25日(金)& 28日(月)はキリストの死亡&復活のイースター (仏語名 / pâquesパック)で祝日です。
ドイツ時代の慣習で、アルザス地方のみ金曜日も祝日。
フランスの他の地域は月曜日のみが祝日。
ドイツは同じく月・金とお休みのようです。
私の住んでるアルザス地方は、 戦争のたびに国がドイツになったりフランスになったり、 国によって翻弄されてきた国境に位置する地方なので、 フランスですがそういった経緯から 今も特例でドイツ時代のいろんな慣習が認められています。
祝日とか国民健康保険のカバー率とか、 いいとこ取りでドイツのいいとこだけを取り入れてます。
ナチスのフランス占領時代、 若いアルザス人はドイツ兵として徴兵されて 主に旧ソ連領の国々(現在のユーゴスラビアあたりなど) に送られて多くが犠牲になりました。 本当のドイツ人ではないので、 信用されなかったのでなるべく遠くに送られたそう。
夫の叔父は18〜19歳でドイツ兵として戦争にいったまま 遺体も戻らず帰って来ないのでお墓も作られていません。 そうゆうこともあって、 自分たちはフランス人でもドイツ人でもない、 アルザス人だというアイデンティティが ものすごく強い土地柄です。 やはり国境で戦争に翻弄されてきた、 沖縄人と心情的に近いものがあります。
「アルザス語」とゆうアレマン言系の独自の言語もあって、 お年寄りは今でもアルザス語で話している人もいます。 これがアメリカのアーミッシュの読んでいる聖書の言語にそっくり なのは面白い発見でした💡
🇨🇭スイスで発祥したアーミッシュの先祖は、 迫害されて北米に逃げる前、 スイス→ アルザスのボージュ山脈の谷の村、 Sainte Marie aux Mines(サント・マリー・オ・ミン) に大西洋の海を渡るまで、 隠れていたことに由来するかと思われます。
サント・マリー・オン・ミン村の名産がパッチワークで、 アーミッシュが今もパッチワークが得意なこと、 当時着られていた服装、 パッチワークの構図までもがそっくり! アーミッシュの言語や先祖はドイツだと 勘違いしちゃってる人が多いですけどね・・・
ちなみにサント・マリー・オ・ミン村は、 昔銀が採れたことに由来して、 毎年6月に世界ミネラル(鉱物)ショーが開かれます💎 世界中からバイヤーやベンダーが来る一大イベント。 普段小さな村が一気に賑やかになります。
話変わって、今日は3月最後の土曜日なので、 午前2時(日曜日)よりサマータイムになり、 時計の針を1時間進めました。
日本との時間は8時間から7時間に。
🍳ようやっと本題・・・
まったりモードなので、 ポルチーニ茸の炊き込みご飯を作りました
手持ちの乾燥ポルチーニ茸・フランス語名Cèpe (セップ) があと少しで終わりそうだったこともあり、 日本に行く前に空にしたくて。
ヒラタケ(Pleurote)とワカメ、 白菜のお味噌汁とともにきのこ尽くし。
味噌は麦味噌です。
干ししいたけみたいな乾燥セップは、 こうゆう容器に入っています。
このSABAROTってメーカーのものは、 日本のコストコでも扱ってるみたいですね。
1819年創業ってあるから老舗メーカーかな。
ポルチーニ(セップ)はフランスでも人気のきのこ。
高いことでも有名。
一番高いのはモリーユ茸だけど、 モリーユ茸は乾燥ものも細かい笠に入り込んだ砂で じゃりじゃりなので使い切れずモリーユ大失敗。。
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